第2回研究会_大会長挨拶

第二回研究会

大会長挨拶

次世代シークエンサー(NGS)現場の会は、激動のNGS分野の動向をフォローし、知識やノウハウをアップデートすることを目的としています。アカデミックや企業において、NGSを使った研究や技術開発に携わる、現場の人の、現場の人による、現場の人のためのコミュニティです。

新しいNGSが海外から黒船のごとく毎年のように来訪し、その度にその高いスペックに我々は怯え、またコストの高さや解析の困難さが使用の障壁を上げているため、残念ながら欧米中に大きく遅れを取っているのが現状です。しかし本来NGSはただの道具であり、日本が研究自体に遅れを取っているわけではありません。裾野が広い日本の様々な研究分野にこの道具を適用すれば、我々にもまだまだチャンスがあると信じております。また、実際に成果を出されている先行の研究グループもあります。この研究会ではそうした研究グループの現場の方々や、これから使いたい方々、シークエンサー会社やその周辺機器会社の現場の方々に、この難しい道具を使いこなすための交流の場を提供致します。

本会は通常の学会とは異なり、入会費や年会費もなく、産学問わず募集した36名のスタッフで運営しております。本来、高額な参加費を徴収しなければ成り立たない本会を催すために、第二回研究会では多くの協賛企業の協力を得ることができました。こうした協力が得られたのも今後NGSが様々な業界にも波及効果があり、それを産学で一緒に盛り上げようとする我々の活動にご理解頂けたものと考えております。厳しい経済状況の中、協賛頂きました34社の企業の皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。NGSを効率良く使いこなすためには、NGS本体だけでなく、解析用のハードウェア、ソフトウェア、ライブラリー調製用機器やキット、もしくは受託解析の利用等、ドライとウェットの垣根を作らずに全体をデザインすることが必要です。ぜひ参加者の皆様におかれましては協賛企業のブースやプログラム中の広告で、今後必要になるものをお考え下さい。

今後NGSは益々普及し、やがて1研究室に1NGSの時代は必ず来ます。その時代に現場の会が少しでも役に立ったと言って頂けるよう活動していきたいと考えております。まずは第二回研究会をお楽しみ頂き、また次回の改善に繋げるために様々なフィードバックを頂けましたら光栄です。ぜひ多くの言葉、現場の体験を本会で交換して下さい。

NGS現場の会第二回研究会
大会長 中村昇太